子育ても一段落して夫婦2人、これから第二の人生をどんなふうに暮らしていこうと思った時に、住み替えを考える人が多いと言います。
夫婦2人でも十分な広さで住みやすく、安全性の高い住居とはどんなものなのでしょう。
今回は、シニア層にぴったりなマイホームの紹介、購入する際のポイントについてお話していきます。
シニア世代のこれからの生活に合ったマイホームの選び方と選択肢
まず、子供が自立して夫婦2人で暮らしていく場合は、それほど広い住居は必要ありません。
さまざまな部分の修復や庭の手入れなど、自分達で手間をかける必要の多い一戸建て住宅よりも、管理費を払っておけば、ほとんどのメンテナンスを行ってくれるマンションの方が便利だと言えます。
また、最近はオートロック機能を備えているマンションも多く、セキュリティがきちんとしている他、バリアフリー設計の部屋を選べば、足腰が弱くなってくるこれからの生活にも安心です。
夫婦2人で生活していく場合は、部屋数がそれほど多くなく、30平方メートルから50平方メートルほどの広さのコンパクトマンションがおすすめです。
病院や買い物に行くスーパーが近く、駅やバス停に近いマンションを選ぶと、車に乗る必要もありません。
また、小ぶりなコンパクトマンションだったら、駅に近い小さな土地にも建てることができるので価格もそれほど高くなく、無理のない資金で購入することが可能です。
今まで住んでいた家から建て替える場合は、階段の上り下りが必要ない平屋、バリアフリーなど、体に無理のかからない作りを意識しましょう。
また、思い切って建坪を減らすと暖房効率も良くなって快適です。
子供と同居をする場合は、思い切って二世帯住宅を建てるというのも、ひとつの選択肢です。
最近は同じ建物ではなく、隣に家を建てる親子も増えていて、すぐに会える距離でありながらプライバシーも守れる点が魅力です。
資金繰りと住宅ローンについて
新しくマンションを購入するにしても、建て替えるにしても、住み替えには資金が必要になってきます。
今までの家の住宅ローンがまだ残っている場合、ローンが残っている家を売却するのであれば、売却金から一括で返済し、残りを新しい住居の購入資金にあてましょう。
また、これまでの住居の借入金を一緒に払っていく「住み替えローン」というものもあります。
他にも、自宅を担保にしてお金を借りることができる、シニア世代対象の金融商品もあり、利用できる地域や物件が増えています。
無理なく安心して生活していけるように、きちんとした資金計画を立てることが大切です。
まとめ
人生100年時代とも言われる今の世の中、60歳を過ぎてもまだまだ元気で暮らしていくことができるようになりました。
そんなシニアライフを、快適で便利なものにするために、住み替えを考えてみてはいかがでしょうか。
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