「カーポート」とは、柱と屋根だけの簡易的な車庫で、壁で覆う「ガレージ」と区別して使われ、比較的簡単に費用を抑えて設置できるのが特長です
「車を守るためにはあった方がいいけど、そんなに必要性を感じない…」という人のために、「カーポート」をおすすめする理由などを詳しくご紹介しましょう。
家にカーポートを設置するのがおすすめの理由
車・人が雨に濡れない
雨の日は車の乗り降りも煩わしいもの。
傘をさすか、家と車のわずかな間を傘なしで行き来するしかなく、子ども連れや大きな荷物があるときなどは大変です。
カーポートがあれば、雨の日のストレスは減り、車も濡れないので洗車の頻度も下がります。
鳥の糞から守られる
誰もが経験したことがある自然の飛来物による汚れ。
いざ出かけるとき、車が汚れていたらテンションも下がりますね。
鳥が直接車の上に乗った場合は避けられませんが、上空や電柱から排泄することが多いため、そのリスクもほぼ回避できます。
紫外線を和らげ、暑さのダメージから車を守る
屋根によって直射日光を遮り、紫外線による車の塗装劣化を防ぎます。
車内が高温になるのを避けられる
屋根が夏の強い日差しをガードし、車の室内温度が上昇するのを防ぎます。
フロントガラスに霜が付かずに済む
冬の朝、フロントガラスの霜を溶かすのが大変だったことはありませんか。
霜は夜間に地面や物体に向かって降り注ぐ水分が冷えて凍り、結晶化したものなので、カーポートがあれば車の代わりに受け止めて霜が付きません。
車に雪が積もるのを避けられる
積雪の多い地域にお住まいの人にはおすすめです。
マイカーのある家におすすめのカーポート!値段や設置の流れとは?
カーポートの「本体価格」と「施工費用」を合わせた総費用の相場は約15~40万円です。
サイズやデザインによって金額は変動しますが、本体価格(1台用)として約10~30万円、施工費用として約5~10万円位が目安となります。
タイプ別本体価格の相場
片側支持タイプ・後方支持タイプ(約10~40万円)
一辺だけの柱で屋根を支えるので、敷地が狭い場合におすすめ。
両側支持タイプ(約20万円~)
屋根を支える柱が二辺に設置されるので、その分強度が高く、積雪や風の強い地域で選ばれています。
積雪対応タイプ(約30万円~)
積雪の重さによる破損を防ぐために強度を高めたタイプで、「両側支持型」「柱の本数が多い」「梁が太い」「強度の高いスチール製の屋根」などの特徴があります。
デザイン性・機能性の高いタイプ(約40万円~)
デザインが洗練されたものほど価格が高い傾向があります。
施工についての注意点
業者に施工依頼をする
カーポートは台風などの災害に対しても安全性が求められるため、強固な基礎工事が必要です。
安易にDIYで施工するのは危険なので、必ず業者に依頼しましょう。
費用を抑えるためには、見積もりを2~3社からとり、他社の見積書を提示して予算に近づけてもらえないか交渉するのもおすすめです。
カーポートと建物・外構の隙間を確保する
カーポートの設計上、地震や突風で揺れることがあります。
建物などと近すぎると、カーポートが揺れたときに接触してキズがついたり破損することがあります。
雨どいの位置を配慮する
隣家の敷地にカーポートの雨水が流れこむと、トラブルの原因になります。
人が乗り降りするスペースを確保する
車のドアを開けての乗り降りや荷物の積み下ろしには、意外と広いスペースが必要です。
カーポートの柱が障害になり、後部座席のドアが開かない事もよくあるケース。
車の大きさだけでなく、デザイン・仕様なども考慮して、設置場所やタイプを選びましょう。
まとめ
愛車を守る、悪天候のときに助かる…など、カーポートには多くのメリットがあります。
しかし、災害時の不安がまったくないわけではなく、一度設置すると撤去が難しい面もあります。
設置の際は、コストだけでなく、仕様や強度などを業者にしっかり確認しましょう。
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