理想のマイホームを考えるとき、おしゃれな間取りだと、暮らしの夢もふくらみますね。
ひとつの階層のなかで、一部分の床面に段差をつける「スキップフロア」は、個性的でゆとりのある間取りを実現する方法です。
今回は、スキップフロアの間取りについて、実例をまじえながら、注意点やメリットをご紹介します。
事例から知る！スキップフロアで後悔しない間取りのポイント
スキップフロアは、1つの階層内のなかで、高さをずらした床面を設ける間取りをさし、「小上がり」とも呼ばれます。
2階建てのまま、3層の住空間につくることも可能です。
しかし、なかには採用を後悔されたという事例もあります。
たとえば、スキップフロアを階段でつなげた間取りで、階段により負担を感じるケースです。
とくに小さい子どもや高齢の方が一緒に暮らす場合は注意が必要ですね。
掃除機をもっての移動や、ロボット掃除機が使えない場合などに後悔を感じたという例もあります。
ほかの事例では、空調が効きにくいという声が聞かれることがあります。
暖かい空気は上に、冷たい空気は下にたまってしまいがちです。
スキップフロアに限らず、間取りを考える際には注意しておきたいですね。
こういった事態を防ぐためにも、設計や施工の面での工夫が大切です。
通常の図面では想像どおりの仕上がりになるかイメージしにくく、3Dの間取り図や模型が必要になる場合もあります。
ノウハウのある施工業者だと頼りにできますね。
理想とするイメージをしっかり共有するようにしましょう。
快適で楽しい間取りへ！スキップフロアの成功例とメリット
注意点さえ押さえれば、スキップフロアは快適でおしゃれな間取りを可能にしてくれます。
スキップフロアのメリットは多彩ですが、なんといっても限られた住空間も、広く使えるようになることが最大の魅力です。
床面積が確保できないときなど、とくに有効です。
また、上下にずらした住空間は視覚的にも広く感じさせる効果があります。
採光に優れた間取りにしやすいでしょう。
採用例のなかには、スキップフロアのおかげで、部屋数が増えた感覚がありながら「家族の気配を感じられる」という成功例もあります。
天井が高くない場合でも、子どもたちにとっては、秘密基地のような感覚でお気に入りの場所になるかもしれません。
まとめ
スキップフロアの魅力と、失敗しないための事例や注意点をご紹介しました。
要点をおさえることで、限られた敷地の場合でもゆとりのある住空間に仕上げられますよ。
おしゃれで、個性的な間取りが、家族のコミュニケーションも育みそうですね。
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