皆さんは、毎日過ごすお風呂の壁や天井にある浴室換気扇の掃除や点検、メンテナンスはおこなっていますか？
住まいの設備のなかでは、見落としがちな浴室換気扇。
入浴時の換気など頻繁に使用していながら、入居後一度も掃除をしたことがない…という人もいるのでは？
長い間使用していると、突然ファンが動かない、「カタカタ」「ガタガタ」という異音がする、といった不具合が出ることがあります。
使用頻度が人によってさまざまなので一概には言えませんが、製造された年から10年ほど経つと何かしらトラブルが出てくることがあります。
掃除や点検はどうすればいいの？
キッチンの換気扇は油汚れが気になり、目に留まりやすいため頻繁に掃除はしても、浴室換気扇は手を付けていない…という人もいるのではないでしょうか。
浴室換気扇は湿気を含んだホコリが吸い込まれて蓄積され、ベタベタしてきます。
そのまま放置するとカビが発生し、ファンの部分が錆びる原因にもなりますので、月に１度は掃除が必要です。
取扱説明書に従って電源を切り、カバーを外して内部の汚れは中性洗剤を使用し、布やブラシで拭き取りましょう。
フィルターが付いている場合は外して洗います。
暖房機能や換気扇機能があるタイプなら、2009年4月1日以降に製造販売されているものは、10年に1度の点検が必要です。
これは、「長期使用製品安全点検制度」のユーザーの責務となり、製品に「特定保守製品」とかかれているものが対象になります。
製品購入時にユーザー登録をしておくと、点検時期が近付いたころにメーカーから点検のお知らせが届きます。
2009年4月1日以前に製造された浴室暖房乾燥機の場合は、長期使用製品安全点検制度の対象外になりますが、長く安全に使用するためにも10年に1度を目安に点検を受けましょう。
浴室換気扇の修理や交換はどうするの？
異音がする、ファンが動かないなどの状態を放置しておくと、浴室内の湿気をうまく吸い取れずカビが発生しやすくなるため、早めの修理をオススメします。
まずは、購入した店やリフォーム店などに依頼するか、メーカーの相談窓口に問い合わせてみましょう。
換気扇の交換工事や修理は、電気やアースなど感電の危険性がある箇所も触れるため、絶対に個人で行ってはいけません。
電気工事士免許をもったプロの力を借りましょう。
浴室換気扇のリフォームがしたい
一部の建て替えやリフォームをお考えの方は、浴室換気扇の交換も検討してみてください。
費用は数万円から交換可能で、工事は1日かからない程度です。
浴室換気扇を交換する際、暖房機能や乾燥機能付きのタイプに交換したいとお考えの方は、まず今の換気扇のサイズを測りましょう。
昔の換気扇は少し小さめのサイズになっており、最近の機種によっては現在の換気扇より倍くらい大きくサイズが合わないケースがあります。
そのため、天井の穴を広げて設置することになりますが、ユニットバスの場合は問題なく交換できることもあるので、依頼先の会社に現場を確認してもらい購入機種を検討するとよいでしょう。
まとめ
快適に過ごすためには欠かせない浴室換気扇。
もしも、トラブルが発生した場合はそのまま放置せず、必ずリフォーム店やメーカーへ相談しましょう。
もちろん、日頃の掃除や点検などのメンテナンスも忘れずに行いましょう。
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